鹿児島県の南九州最大の神宮の「霧島神宮」です。
天照大神より「豊あし原の千五百秋の瑞穂の国は是れ吾が子・・・・」と続く御神勅(ごしんちょく)を戴いて、三種の神器と稲穂を棒持(ほうじ)して高千穂峡に天降りまして天壌無窮(てんじょうむきゅう)の皇基を建てられた日本の肇国の祖神 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を主祭神として奉斎(ほうさい)しています。
霧島神宮 御神勅(ごしんちょく)
御神勅(ごしんちょく)とは神様からの命令、神のお告げ。
棒持(ほうじ)とは ささげて持つこと。
天壌無窮(てんじょうむきゅう)とは天地は永遠に極まりなく続くことを表した四字熟語です、教育勅語に出てくる言葉です。
皇基(こうき)とは天皇が国を治める事業の基礎。
肇国(ちょうこく)とは新しく国家を立てること、建国のこと
奉斎(ほうさい)とは神仏をつつしんで祀ること。
延喜式とは平安時代中期に編纂された格式(律令の施工細則)三大格式の一つ。
三大格式とは弘仁格式、貞観格式、延喜格式です。格式は法令もしくはそれをまとめた法令集のこと。
コトバンク、goo国語辞書、ウィキペディア等より引用しております。
霧島神宮は古より霊峰高千穂峡に鎮座すると伝えられており、
延喜式にも日向国諸県群霧島神宮と期されている。一度は高千穂の噴火により焼失していますが、
天歴年間(950年)に性空(しょうくう)上人が再興しました。
性空上人は白鳥神社にも出てきます。その後文歴元年(1234年)の大噴火で再度焼失します。
またその後焼失を繰り返し、第21代藩主の島津吉貴公の寄進を受けて正徳5年(1715年)重建されたのが現在の本殿となります。平成元年には国の重要文化財の指定を受けています。
霧島神宮 駐車場は無料
三の鳥居を見ながら境内に入ります、何やら外国語のうるさい言葉が響きます。
中国の観光客が大型バス2台で来ていました、当然ガイドは中国語で聞いてもわからないので追い越します。
駐車場は神社の近くにあり大鳥居は見ていません。
朱色の本殿です、国の重要文化財の指定を受けています。
この本殿を見ると何気なく日光東照宮を思いだします。
細部にまで朱色で彩色されて、本当に東照宮と同じ様ですね、ここに眠り猫でもいれば、東照宮??
両サイドの突き出たゾウさんもよく似ていますね、正徳5年(1715年)重建されたのが現在の本殿です。
現在の東照宮は徳川家光公によって寛永13年(1636年)に造替されたようなので、霧島神宮のほうが少し新しくなります。作った人が東照宮さんにお詣りして思い出しながら作ったのですかね?これは単なる私の妄想なので忘れてください。
霧島神宮 ご神木
本殿の横にご神木があります。立派な杉です。
この木を切り倒して親柱にして作った家はどんな家になるのでしょうか。
こそっと小さめの五寸の「のこぎり」をもってギーコギーコと切っていたらどれくらい時間がかかるのでしょうか。のこぎりを持ち出した時点で警察に連れていかれるでしょう。
器物損壊と文化財保護法違反になりますね、
器物損壊だけであれば5年以下の懲役または30万以下の罰金刑です。
これに重要文化材の保護法違反が加算されるのですよね。
そんな「あほ」なことをよく考えるもんだやはり「バチアタリ」もんですね。
霧島神宮 パワースポットとさざれ石
「招霊木(おがたまのき)」でパワースポットになっている木です。
この木は日本神話の天照大神が天岩戸にお隠れになった時に天細女命(あめのうづめ)このお方は日本最古の踊り子とといわれています、天細女命が岩戸の前でこの招霊木(おがたまのき)をもって踊ったといわれているのです。この木は高千穂町のシンボルにもなっています。
もう一つこの近くに「さざれ石」があったのですが写真がない、君が代に出てくるあの「さざれ石」です。君が代では細かい石・小石の意味でそれらの小さな石が巌(いわお)となりその上に苔が生えてくる。
それまでの過程を表すことで長い歳月を表す比喩となった。もともと岐阜県揖斐川町春日に「君が代」の由来とされた石があります。
写真もないのですが「さざれ石」は全国色々あるようですね。
- 岐阜県揖斐郡春日町の「さざれ石公園」
- 長野県諏訪大社
- 茨城県鹿嶋市の鹿島神宮
- 東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑
- 神奈川県鎌倉市の鶴岡八幡宮
- 山梨県甲府市の武田神社
- 埼玉県飯能市の観音寺
- 三重県伊勢市の二見浦夫婦岩
- 京都市の北野神宮
- 京都市山科区の観修寺
- 京都市左京区の賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)下賀茂神社
- 京都市上京区の護王神社
- 京都府福知山市の皇大神社
- 茨木県つくば市の筑波山神社
- 奈良県橿原市の橿原神宮
- 宮崎県の大御神社(おおみじんじゃ)
これ以外で当サイトの京都の吉田神社に「さざれ石」がありました。す。
霧島神宮 新婚旅行の元祖
この地は坂本龍馬が京都の寺田屋で負った傷を治すために鹿児島に療養に来た時におりょうさんも一緒に連れてきたそうでこれが日本人の初めてのハネムーンだったのですね。
龍馬は筆まめで乙女姉さんに送った手紙にもイラスト入りの手紙を書いていることでも有名です。
霧島神宮 御朱印
霧島神社の展望台から雄大な桜島を見ながら、
坂本龍馬は日本を洗濯する方法を考えたのでしょうね。
そのような大きな世界観を持った考え方が私にもよくわかります、よく似ているのでしょうか。
そうだ!!これからパンツを洗濯するためコインランドリーを探しにいこう。
霧島神宮の御朱印状です。 「栞」はしおりと読みます。
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