世界遺産 京都醍醐寺

世界遺産 京都醍醐寺

京都市伏見区での仕事帰りです。少し早かったようで桜はまだでした。

醍醐寺 醍醐の花見

言わずと知れた秀吉さんが盛大な「醍醐の花見」を行ったことで有名です。
総本山として200万坪にも及ぶ広大なお寺1100年以上の古刹でもあります。
山頂付近を「上醍醐」山裾を「下醍醐」と呼びます。

醍醐寺 三宝院

今回は「下醍醐」の三宝院からは始めます。
門跡寺院の三宝院の拝観受付の門をくぐり中に入ります。

醍醐寺 門跡寺院

ここでチョット一言、門跡寺院とは??
門跡寺院とは皇族・公家が住職を務める特定の寺院です。
門跡とは「門葉門流」だそうで、開祖の正式な後継者のことを示す意味です。
平安時代に宇多天皇(第59代)が仁和寺で出家し、御室を造営して住んでいてそれを「御室門跡」と称したことを始まりとし、皇族や公家などが出家して寺主となる寺院を「門跡」と呼ぶようになったのです。
始まりは「御室仁和寺」桜でも有名です。
京都市内にはこの門跡寺院がたくさんあります。大原の三千院も代表される門跡寺院です。

醍醐寺 三宝院の大玄関

重要文化財の「大玄関」です。この三宝院の中に庭園全体を見渡せる表書院があります。
桃山時代の寝殿造りで国宝に指定されています。

入口から中を見ると、現代的な襖絵がありその奥には金屏風の書が飾られています。その内容については、聞いていません。写真に見えるのは鳳ですかね??

醍醐寺  表書院からの三宝院庭園

国宝の「表書院」です。ガイドさんがいて、観光客は私一人だったので色々話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

国宝の「表書院」です。ガイドさんがいて、観光客は私一人だったので色々話を聞かせていただきました。ありがとうございました。

国の特別史跡・特別名勝の三宝院庭園は慶長3年(1598)豊臣秀吉が「醍醐の花見」の時に自ら基本設計したしたといわれているそうです。
さすがに秀吉さんの好みの通りの色々なパターンが絡み合っていて、静も動も、厳かさも賑やかさも全部取り入れた贅沢な庭園です。
池のむこうに見えるのは「沈流亭」です。

亀島の木を支えている竹の先に実は「カワセミ」がいます。いつものことでスマホではこれが限界で殆ど見えません。せっかくのチャンスをお見せできないが残念です、ガイドさんと二人でその美しい姿に感動しました。望遠がほしいと痛切に思う今日この頃です。

醍醐寺 三宝院の唐門

三宝院の唐門です当然国宝です。
この門は朝廷からの使者を迎えると時だけに扉を開いたとされる門(勅使門)の唐門です。両サイドに「菊」の門があり、その中に秀吉さんの家紋である「桐紋」があります。

この「桐紋」は日本政府や首相官邸にも使われています。
この門はもともと「菊」の門と同じで天皇家の家紋だったのです。

室町幕府の足利尊氏は、後醍醐天皇からこの桐紋を恩賞として頂いたと言われています。天皇家から有力な武家へ、そして織田信長からこの紋章を頂戴したそうです。

西大門から総門を!もう少し時期が遅ければ桜の花が満開できれいだったのでしょう。

醍醐寺 御朱印

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