衣笠山地蔵院、臨済禅宗の寺

衣笠山地蔵院、臨済禅宗の寺

窓国師を開山とし、伝教大師の作といわれる延命安産の地蔵菩薩を本尊としている。

市バスの鈴蟲寺の停留所為から横の路地でこれが地蔵院に向かう石段です。 

竹の寺地蔵院 一休禅師

衣笠山地蔵院、臨済禅宗の寺

一休禅師が幼少期を過ごしたお寺です。別名「竹の寺」でも有名ですね。秋の一番いい時期だと思っていたのですが、もう一つだったようです。ここは初夏の青もみじでもいいようです。

青もみじといえば宝厳院がありました。京都には青もみじだけでも回るところがあります。

竹の寺地蔵院 もみじの絨毯

実はこの中門がもみじで真っ赤な絨毯になるところ予想していたのですが。残念です、桜といい紅葉といい訪れる時期が難しいですね。

竹の寺地蔵院 十六羅漢の庭

少し小さめの本堂です。

貞治6年(1367年)に室町幕府管領の細川頼之が宗鏡禅師を招いて建立された臨済禅の寺院。800年前からの古刹です。夢窓国師を開山し伝教大師の作である延命安産の地蔵菩薩が本尊です。
地蔵院の庭園は京都市登録名勝に指定されています。十六羅漢の庭とも呼ばれています。

苔むした庭の中にひっそりとした石仏が不ぞろいに配列されています。
十六羅漢とは、仏教を護持しようと誓ったとされる16人の羅漢。羅漢の漢とは阿羅漢の略で尊敬を受けるに値する人と意味されます。北方謙三先生の本に「漢」と書いて「おとこ」と読ませています。
自分の十六羅漢を作ることができる宝厳院もあります(今もやっているかどうかは確認してください)、青もみじを見に行った時にチョット寄り道してください。


黄檗宗の寺院 山号は葉室山

ここから葉室山 浄住寺です。普通の民家に囲まれたお寺です。
大同5年(810年)嵯峨天皇の勅願により慈覚大師が天台宗寺院として開創しました。

浄住寺 石碑

石碑がありましたが、申し訳ない、由来を確認していません。

浄住寺 座禅

石段から本堂を見上げます。石段も風情があり堂々とした本堂もいいですね、この寺は観光客が少ないので楽に回れますが、寺に係る人も殆ど見かけないので、聞きたいことも聞けず、中に入ることもできませんでした。ただここでは座禅もできるようです。

鈴虫寺では人の頭ばかり見ていたのですが、ここと地蔵院では紅葉または青もみじを自然のままの形で堪能できます。

公家の葉室家の菩提寺の古刹です。 1687年、葉室頼孝の開基
黄檗宗の僧鉄牛道機を中興開山として再興。

宇治の黄檗寺に並び洛西の黄檗寺とも呼ばれるそうですが、宇治の黄檗寺ほど中国を感じさせません。

本堂の扁額には「祝國」と書かれています。

浄住寺 災害

下のような張り紙がありました、少し荒れているかなと思っていましたが、台風の災害など諸般の事情が運営を圧迫しているようです。私も少しですが献金させてもらいました。お寺としては整備とアイデアでお詣りする人は増えると思うのですが。

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