ガンと一緒に老いて逝く

一休さんが面白いことを言っていました。
『世の中の 娘が嫁と花咲いて 嬶としぼんで 婆と散りゆく』
どんな時代でもいつまでも娘のままではいられない。
人はどんどん時を歩いていき、そして死んでいく。
誰でも同じようなことが起きる。

人はいろんなことを抱えている。
不渡り手形を食らい、一時期家族と離れる
その間に社員が半年の間に車6台つぶす事故があり
職人を給料で雇っていたので
金銭感覚がまるっきりないので大赤字。
それでも一億の借金を3年で戻した。

先が見える状態で会社を清算して、
家族の待つ大阪に引っ越し
それから15年ほどが経過した。

そして今
ガンという『病苦』を抱えている。
これは抗いようのない事実。
いまから死ぬまでガンとつきあう。

唾液が出ない、味覚がないなどこれ全て『病苦』
この苦しみをどうして抜け出すことができるのか。

五木寛之氏の親鸞を読んで
仏教にほんの少し目覚めたような??

ただ自分の人生を今までどう生きてきたか
今から残りの時間を生きていく。

京都には長い時間住んでいたけど
一度も本願寺にはいっていない。

今から信心しても遅いような気もするが
親鸞聖人さまはそのようなことはないと説いている。
阿弥陀様にすがってみるのもいいかも

生きていることがしんどい。
親鸞さまは今の生きている時代こそが大切だと言っているようだ。
『不体失往生』というらしい。

まだまだ
ガンの『病苦』に苦しみながら生きていくだろうが
残り短いかもしれないが悔いのない時を過ごせればと思う。

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