群馬県日光市 足尾銅山

群馬県日光市 足尾銅山

この銅山は400年の歴史があり、かつては「日本一の鉱都」といわれたそうです。
トロッコ電車に乗って全長700mの薄暗い坑道に入ります。

足尾銅山 日本一の鉱都

このトロッコで坑道に入ります。9月のなかばだったのですが中は涼しかったです。
足尾銅山といえば公害のイメージが強い施設ですが、
400年の歴史があり、かつて“日本一の鉱都”と言われたそうです。
全長700メートルのトロッコ電車で薄暗い坑道に入っていくと、
結構リアルな人形をあちらこちらで見ることができます。
江戸時代、足尾で採掘された銅は、東照宮や江戸城などの瓦等の製造に使われたれり、
オランダや中国などへも輸出されたそうです。

足尾銅山 リアルな人形

人形が時代別に表示されていたようですが、
写真を整理していなかったのでバラバラです。
喫煙所とのことですが制服が近代的なので空調設備はあったのでしょう?

奥に祠があります、坑道内の安全祈願の為に造られたようです。赤い機械は削岩機だったと思います?間違ってたらごめんなさい。

足尾で作られた寛永通宝にはすべて裏に「足」の字が刻まれ「足字銭」と呼ばれたそうです。
銭形平次も使ったのでしょうか、逃げられないようにあし(足尾)を狙ったのかな?

足尾銅山で取れた銅のインゴットです。

足尾銅山 日本で初めての公害事件

足尾銅山でもう一つ有名なのが、足尾鉱毒事件です。
19世紀後半の明治時代に渡良瀬川周辺で起きた、日本で初めての公害事件です。
「100年公害」といわれ1890年に田中正造が国に提訴し、1974年にようやく調停が成立されました。

2011年の東北地方太平洋沖地震の影響で渡良瀬川から基準値を超える鉛が検出され、
まだ影響は残っているようです。
ただこの地域はきれいに整備されていて、晴れた日には川沿いで遊ぶこともできます。 

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