鉄鋼業で,鋼板の表面処理として行われるクロメート工程からの排水に関する記述として,誤っているものはどれか。
⑴ クロメート工程からは濃厚廃液とリンス排水が排出される。
⑵ クロメート工程で主に用いられる六価クロムは有害で,しかも酸性でもアルカリ性でも沈殿を形成しない。
⑶ クロメート排水は還元槽において,亜硫酸水素ナトリウムあるいは硫酸鉄(Ⅱ)などを用いてクロムを還元する。
⑷ クロメート排水の還元反応で生じた三価クロムは,pH を 3 ~ 4 に調整して,水酸化クロムとして沈殿除去する。
⑸ クロメート排水の還元反応では,一般に酸化還元電位計(ORP 計)を用いて還元剤の注入量を調整するが,還元剤として鉄塩を用いる場合は,液中の溶存酸素濃度を指標にすることもできる。
正解 (4)
⑷ クロメート排水の還元反応で生じた三価クロムは,pH を 3 ~ 4 9~10程度に調整して, 水酸化クロムとして沈殿除去する。
⑷ クロメート排水の還元反応で生じた三価クロムは,pH を 3 ~ 4 9~10程度に調整して, 水酸化クロムとして沈殿除去する。
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