09 水質有害物質特論 2020年03問

水質関係
水酸化物法によるカドミウム及び鉛排水の処理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ カドミウムは,強アルカリ性では水酸化物イオンと錯体をつくって再溶解する。
⑵ カドミウムと酒石酸との錯体は安定であり,水酸化物法による処理は困難である。
⑶ 鉛化合物には 2 価の鉛化合物と 4 価の鉛化合物があり,排水中では主に 2 価イオンとして存在する。
⑷ 鉛は,強アルカリ性では水酸化物イオンと錯体をつくって再溶解する。
⑸ 鉛とアンモニアとの錯体は安定であり,水酸化物法による処理は困難である。

正解 (5)
⑸ 鉛とアンモニアとの錯体は安定であり安定した錯体を形成しません。水酸化物法による処理は困難である。

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質有害物質特論)
ⅳ.1 有害物質処理技術の概要 (P-212~)

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