08汚水処理特論 2020年10問

水質関係
汚泥の焼却に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 燃料消費量は,汚泥の水分量や有機物の含有量に影響される。
⑵ ダイオキシン類の発生を抑制するために,適正な燃焼温度管理(850 ℃程度)に留意する。
⑶ 流動焼却炉では,炉の中に砂などの流動媒体を入れ,この流動層内に汚泥を供給して燃焼させる。
⑷ 流動焼却炉は,階段式ストーカー炉に比べると炉内に機械的可動部が多い。
⑸ 階段式ストーカー炉では,脱水汚泥の攪拌作用がないため,高含水率汚泥に対しては,予備乾燥が必要となる。

 

正解 (4)
⑷ 流動焼却炉は,階段式ストーカー炉に比べると炉内に機械的可動部が多い少ない。

流動焼却炉とは
炉の中に砂などの流動媒体を入れ、下から高温ガスを送入して流動化させ、この流動層内に汚泥を供給して燃焼させる。

階段式ストーカー炉とは
可動する火格子(ごみを撹拌、搬送する役割を持つ格子状の装置)を並べたストーカと呼ばれる燃焼装置の上にごみを投入し、焼却を行う方式

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.2 汚泥の焼却(P-061~)

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