07 水質概論 2017年09問

水質関係
有害物質の生体影響に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ メタロチオネインは,カドミウムや水銀によって肝臓などで誘導生合成され,毒性を強める働きをしている。
⑵ 化学物質の毒性を表現するものとして使用される LD50(半数致死量)は,急性毒性を中心に評価したものである。
⑶ メチル水銀は,血液脳関門を通過して,脳にも高い蓄積を示す。
⑷ 遊離シアンは,血液中でシアノヘモグロビンを生成し,ミトコンドリアの電子伝達系を阻害する。
⑸ 有機りん剤の毒性は,主にアセチルコリンエステラーゼ活性を阻害することに起因する。

 

正解 (1)
1)メタロチオネインは、カドミウムや水銀によって肝臓などで誘導生合成され、毒性を強める働きをしている重金属の解毒作用の役割を果たしている。

類似問題として2021年度10問
新・公害防止の技術と法規2021(水質概論)
Ⅱ.6 人の健康に及ぼす影響 (P-132に記載)

 

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