07 水質概論 2017年08問

水質関係
水質汚濁負荷に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 工場や事業場から水系に流入する汚濁負荷量は,流入水中の汚濁物質濃度と流量の積から計算される。
⑵ 工場や事業場,農地などで発生した負荷量を発生負荷量という。
⑶ 工場や事業場,農地などで発生した負荷が,水系に達した地点での負荷量を到達負荷量という。
⑷ 人の BOD 発生原単位は 500 g/(人・日)と見積もられている。
⑸ 工場からの汚濁発生量は,原料単位量,製品単位量,工場出荷額などを基準にして推定することもできる。

 

正解 (4)
(4)人のBOD発生原単位は500g/(人・日)と見積もられている。
一般的に我が国での排水原単位
排水原単位は、BOD 200mg/L、総窒素 45mg/L、総リン 5mg/L汚濁負荷量とは
河川水を汚濁する物質の総量。汚濁負荷量=水質×水量によって計算。
水質汚濁は水質と水量に密接な関係があり,水質汚濁防止対策のためには,どれだけの汚染物質が入っているかという汚濁負荷量を正確に把握し,どれだけカットすれば河川がきれいになるかという削減負荷量を調べなければなりません。

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質概論)
Ⅱ.2 生活排水対策  (P046~に記載)

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