12 騒音・振動特論 2021年18問

騒音・振動関係
弾性支持による振動対策に関する記述として,不適当なものはどれか。
⑴ 起動から定常回転数に達するまでの時間が長いと共振点通過時に変位振幅が大きくなるため,共振時の振幅ができるだけ小さくなるように,減衰が大きい減衰材料を選定する。
⑵ ばね上が剛体であるとしたときの弾性支持系は,並進 3 自由度,回転 3 自由度の 6 自由度系となるが,設計を容易にするためには,連成を避けた弾性支持設計をする必要がある。
⑶ 機械の剛性が小さい場合は,機械を剛性の大きい架台で補強する。
⑷ 防振効果を確保するために,振動数比を 2 以上,一般的には 3 以上に設定する。
⑸ 衝撃加振力が働く場合には,機械本体に質量を付加して弾性支持することで,固有振動数を低くして,地盤に伝達する力を小さくすることができる。

 

正解 (1)
⑴ 起動から定常回転数に達するまでの時間が長いと共振点通過時に変位振幅が 大きくなるため,共振時の振幅ができるだけ小さくなるように,減衰が大きい 減衰材料を選定する。

 

参考資料

新・公害防止の技術と法規 

(i)環境基準法

 

騒音・振動特論 2021年

コメント