FP3級学科問題 2023年5月26

【第1問】 次の各文章((1)~(30))を読んで、正しいものまたは適切なものには①を、誤っ ているものまたは不適切なものには②を、解答用紙にマークしなさい。〔30問〕

(26) 書面によらない贈与契約は、その履行前であれば、各当事者は契約の解除をすることができる。

① 正しい

贈与契約は、契約書を作成するかどうかにかかわらず、当事者の合意があれば成立します。
贈与契約が成立した場合、契約内容に従い、贈与者は受贈者に対して財産を与える義務を負います。
ただし、書面によらない贈与については、履行の終わった部分を除き、各当事者がいつでも解除できます(民法550条)。
したがって、契約書を作成せず口頭で贈与の合意をした場合、実際に財産を与える前であれば、贈与者は贈与を拒否することが可能です。



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