長野県木曽郡大桑村の妙覚寺です(隠れキリシタンの墓)

長野県木曽郡大桑村の妙覚寺です(隠れキリシタンの墓) 中部地方
長野県木曽郡大桑村の妙覚寺です(隠れキリシタンの墓)

車の中でNHKのニュースで隠れキリシタンを扱っていました、長野からの帰り道で”隠れキリシタン”があればと思い、ネットでチェックするとありました!

木曽の山の中に”隠れキリシタン”がありました。

住所は長野県木曽郡大桑村野尻1973です。国道19号線を南下、岐阜のほうに向かうと、左側にあります。

看板等は全くないで下記の案内をよく読んで安全運転で行ってください。

妙覚寺

臨済宗 妙心寺派妙覚寺です。

駐車場にある看板です。山門は少し古く威厳を感じさせます、中に入ると新しい本殿がありました。

まったく人の気配がないので勝手に中に入っていきす、今日はお休みなのでしょうか! 

このお寺については看板にもありますが、寛永元年(1624年)に再建されていますので、かなりの古刹です。

現在の本堂は享保11年に建てられたそうです。

駐車場から山門を眺め階段を登っていきますが、マリア様があるようなところはありません、もう一度戻って下の看板をよく見ると、このお寺には間違いないようなので、さらに近隣をブラブラします。

やっと見つけた マリア観音様

山門の横に登りの階段があり、大きな石の横に、石でできた小さな祠があります。

そこに目的のマリア観音様が安置されています、かなり小さな観音様です。

雨風に当たらないように石で囲っています。このマリア観音様は千手観音様の姿をしています、
一目でマリア観音とわからない工夫だったのでしょうか?

キリシタンとわかれば死罪ですから、
ひそかにこの質素なマリア観音を拝んでいたのでしょう。

マリア観音様とはキリスト教の信者の信仰の対象とされた聖母マリアに擬せられた観音菩薩像です。この像は1832年作とされています。野尻川にあったものを今の場所に安置されたようです。

妙覚寺 禁教令

 明治6年(1873年)に禁教令が解かれるまでこのような状態は続いたのです。結構近年までキリストの迫害はあったのですね。 
天草四郎のミュージアム、山口ザビエル記念聖堂などでも見ることができます。

また大分の臼杵には似たような信仰のもとに隠された「隠れキリシタン」の墓があります。知っていましたか?
観音様はもともと男性だったそうですが、中国で「慈母観音」と女性に変化したとのことです(ウィキペディアより)ただこの説には色々あり、女性だということもあるそうです。

したの写真は山口サビエル記念聖堂で見かけたマリア像です、どことなく似ているような!

妙覚寺 アクセス

看板もなし、ナビで見てもすぐに通り過ぎるところです。南下方向の左側に地下の横断歩道が目印です。

写真で見える地下道の横を左に曲がります。

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