07 水質概論 2018年09問

水質関係
有害金属が人の健康に及ぼす影響に関する記述として,正しいものはどれか。

 

⑴ 金属水銀の毒性は,侵入経路の違いに関係なく同じである。
⑵ 金属の複合汚染では,毒性は相加的あるいは相乗的に現れ,抑制的に現れることはない。
⑶ 金属は種々の化合物を形成し,その化学種が変化するが,化学種が違っても生体内に摂取されれば毒性は同じである。
⑷ 水銀の吸収量と排泄量のバランスが崩れて体内に蓄積され,ある限界量を超えると毒性が現れるようになる。
⑸ 鉄は必須金属であり,多量摂取しても有害作用を発現しない。

 

正解 (4)
⑷ 水銀の吸収量と排泄量のバランスが崩れて体内に蓄積され,ある限界量を超えると毒性が現れるようになる。

複数の金属が合わさることで悪影響が増えることもあれば、互いに干渉しあい影響が減ることもあります。
多量の接種は人体に影響が出るので、あくまでもバランスが大事です。
化学種が異なれば毒性も変わります。
 

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質概論)
Ⅱ.6 人の健康に及ぼす影響 (P-128に記載)

 

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