06.大規模大気特論 2020年03問

大気・粉じん関係
内部境界層の構造と煙の拡散に関する記述として,正しいものはどれか。
⑴ 滑らかで冷たい海上からの安定な風にのった煙が,陸上の乱流に応じて拡散幅を変化させる。
⑵ 谷間や盆地の内部に冷気がたまると,煙は地上近くに滞留しやすい。
⑶ 低層大気は平均的には弱安定だが,晴れた日中には地表面が暖められ,安定な大気は下方から侵食される。
⑷ 高気圧圏内では,上層大気の沈降による断熱昇温により,下層大気との間に逆転層が形成され,上層への拡散が抑えられる。
⑸ 陸上で夜間に形成される安定層は,多くの場合,厚さがせいぜい 100 m 程度であり,地上近くの煙の拡散にかかわる。

 

正解 (1)
⑴ 滑らかで冷たい海上からの安定な風にのった煙が,陸上の乱流に応じて拡散 幅を変化させる。

 

新・公害防止の技術と法規2021(大規模大気特論)

 

コメント