10.大規模水質特論 2019年10問

水質関係
ビール工場の排水や排水処理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ ビール工場の主な排水として,醸造系の排水と容器 充塡工程の排水があり,有機物濃度がより高いのは前者である。
⑵ ビール工場の総合排水は生物処理可能なので,活性汚泥法により処理できる。
⑶ 上向流式嫌気汚泥床(UASB)では,沈降性に優れたグラニュールと呼ばれる嫌気性菌の塊を自己形成させることで,従来の嫌気性処理の欠点である長い処理日数を大幅に短縮することができる。
⑷ ビール工場に UASB を導入する場合,既存の活性汚泥処理の前に UASB 処理を行う,二段処理とするのが普通である。
⑸ 一般にビール工場の排水を UASB と活性汚泥の二段処理をすれば,活性汚泥法単独処理に比べ曝気動力を削減できるが,余剰汚泥の発生量は増加する

正解 (5)
⑸ 一般にビール工場の排水を UASB と活性汚泥の二段処理をすれば,活性汚 泥法単独処理に比べ曝気動力を削減できるが,余剰汚泥の発生量は増加減少する。

 

新・公害防止の技術と法規2021(大規模水質特論)
Ⅴ.3.4 食品 (P-444~)

 

コメント