09 水質有害物質特論 2019年05問

水質関係
水銀排水の処理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 硫化物法では,硫化ナトリウムの添加量が水銀濃度に比べて過剰になると,水銀の再溶出が起こる。
⑵ 硫化ナトリウムと塩化鉄(Ⅲ)を用いて処理する場合,鉄が多硫化鉄を形成して処理水が白濁することがある。
⑶ 水銀キレート樹脂としては,ジチオカルバミド酸基を持つものなどがある。
⑷ 有機水銀排水は,塩素によって酸化分解して完全に塩化物とした後,硫化物法で処理する。
⑸ 活性炭吸着法では,アルカリ性側の pH 領域で吸着効率はよくなる。

正解 (5)
⑸ 活性炭吸着法では,アルカリ性側の pH 領域pHは1~6の酸性で水銀の吸着効率が高くなります。

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質有害物質特論)
ⅳ.4 水銀排水の処理(P-241~)

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