09 水質有害物質特論 2019年03問

水質関係
有害物質処理技術に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ セレン(Ⅳ)はセレン(Ⅵ)より,共沈処理は容易である。
⑵ ほう素排水の処理では,N ‒メチルグルカミン形イオン交換樹脂を用いる方法がある。
⑶ 有機りん排水は,生石灰などで pH 調整して加水分解処理し,凝集沈殿後,ろ過処理して希釈し,活性汚泥法で処理することができる。
⑷ 有機塩素系化合物の処理方法には,過マンガン酸塩を用いて酸化分解する方法がある。
⑸ 鉛排水を水酸化物法で処理する場合,最適 pH は 11 以上である。

正解 (5)
⑸ 鉛排水を水酸化物法で処理する場合,最適 pH は 11 以上8である。
鉛は両生で、水酸化鉛はpH8以上のアルカリ性で水酸化錯イオンを生成し再融解する。

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質有害物質特論)
ⅳ.1 有害物質処理技術の概要 (P-212~)

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