09 水質有害物質特論 2019年02問

水質関係
重金属等の排水の処理工程から発生するスラッジ処理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ コンクリート固化法では,有害物質の溶出防止が完全でない場合がある。
⑵ 焼結処理法では,有害重金属がすべて安定化されるとは限らず,クロムのように還元されて,水に溶解されやすくなる場合もある。
⑶ 銅めっき,銅箔製造排水の処理スラッジは,銅製錬炉への還元により資源回収することができる。
⑷ 半導体製造プロセスの含ふっ素排水からのふっ化カルシウムスラッジを,ふっ酸製造工場で再資源化することができる。
⑸ 有価金属の回収においては,脱水スラッジの含水率を低減することが重要である。

正解 (2)
⑵ 焼結処理法では,有害重金属がすべて安定化されるとは限らず,クロムのよ うに還元酸化されて,水に溶解されやすくなる場合もある。

焼結処理法とは燃焼させることで、燃焼することで酸化させることです。

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質有害物質特論)
ⅳ.1 有害物質処理技術の概要 (P-212~)

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