09 水質有害物質特論 2021年06問

水質関係
水銀排水の処理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 硫化物法において,鉄(Ⅱ)又は鉄(Ⅲ)を併用することにより,硫化水銀の再溶解を抑制することができる。
⑵ 有機水銀排水は,塩素により酸化分解した後,硫化物法で処理する。
⑶ 硫化物法の処理水白濁,臭気,腐食性などの欠点を改善するため,重金属捕集剤を用いる吸着法が使用される。
⑷ 吸着法における吸着剤として活性炭を用いる場合,アルカリ性の方が吸着効率がよい。
⑸ 水銀専用キレート樹脂としては,ジチオカルバミド酸基を配位基として持つものがある。

正解 (4)
⑷ 吸着法における吸着剤として活性炭を用いる場合,アルカリ性の方が吸着効 率がよい。
pHは1~6の酸性で水銀の吸着効率が高くなります

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質有害物質特論)
ⅳ.4 水銀排水の処理(P-241~)

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