08汚水処理特論 2019年19問

水質関係
嫌気処理装置の維持管理として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 嫌気処理装置は一般に密閉された構造のため内部を見ることができず,処理水又は処理装置内の水質を監視しながら正常な状態を維持する。
⑵ 処理水の透明度は高いので,処理水の濁度を監視することによって,汚泥の流出がないよう管理する。
⑶ pH の低下は有機酸の蓄積を予測させるため,排水の流入停止などの対応をとる。
⑷ ガス発生量の低下は,メタン生成菌の活性低下が予想されるため,排水の流入停止などの対応をとる。
⑸ 高温消化では排水の流入が停止し,負荷のない状態が続くと急速に生物活性が低下してしまう。

正解 (2)
⑵ 処理水の透明度は高い黒く濁っていますので,処理水の濁度を監視することによって,汚泥の 流出がないよう管理する。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.4 生物処理装置の維持管理(P-097~)

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