08汚水処理特論 2019年07問

水質関係
オゾンによる酸化に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ オゾンは塩素よりも酸化力が強い。
⑵ 水中の有機物と結合して有機塩素化合物を生じる心配がない。
⑶ 排水の高度処理用として,窒素,りんの除去に用いられる。
⑷ オゾン発生機は,高圧無声放電法などを用いている。
⑸ 原料としての空気の湿度は,露点 -50 ℃以下が望ましい。

正解 (3)
⑶ 排水の高度処理用として,窒素,りんの除去に用いられる。
窒素,りんの除去は生物処理法などに用いられます。

オゾンと塩素の比較
①塩素より酸化力が強い
➁オゾン発生器と電力があればどこでもオゾンを発生できるので、貯蔵や輸送の心配がない
 オゾン発生機は,高圧無声放電法などを用いている。 
③オゾンの発生量は、電力の調整により自由に制御できる
④水中では短時間に分解し残留性がない
⑤塩素のように水中に塩分(塩化物イオン)を増加させることはない
⑥塩素の場合、水中の有機物と化合して有機塩素化合物を生じる恐れが指摘されているが、オゾンにはその心配がない
⑦原料としての空気の湿度は,露点 -50 ℃以下が望ましい。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.2 オゾンによる酸化(P-042~)

 

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