08汚水処理特論 2019年02問

水質関係
凝集沈殿法に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 陰イオン性ポリマーによる凝集効果は,主として負に帯電している懸濁粒子の表面電荷の中和による。
⑵ 非イオン性のポリマーは無機凝集剤と併用されることが多く,粒子間に吸着架橋してフロックの粗大化に効果がある。
⑶ 凝集に適した pH は,原水の性状や除去対象物によって異なり,目的に合った適切な pH で使用する必要がある。
⑷ 凝集剤の選定に当たっては,ジャーテストなどの凝集試験を行う必要がある。
⑸ 凝集沈殿法は,排水の清澄化だけでなく,COD,色,りん酸塩などの除去にも用いられる。

正解 (1)
⑴ 陰イオン性ポリマー陽イオン性ポリマーによる凝集効果は,主として負に帯電している懸濁粒子 の表面電荷の中和による。
凝集沈殿法とは
排水中のコロイド状物質,浮遊物質を分離するために凝集剤(水道水の浄水工程で利用される硫酸アルミニウム)を加えて沈殿させる方法。
 
新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.2 物理化学処理方法(P-010~)

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