08.汚水処理特論 2019年01問

水質関係
工程排水の管理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 洗浄工程では,複数の原料や製品を連続的に向流洗浄することによって,個別のバッチ洗浄と比較して排水量を著しく減少させることができる。
⑵ 製品を精製することを目的とする工程からの汚濁物質(不純物など)は,排水量を減らすと汚濁物質濃度が高まるので,排水量を減らす必要はない。
⑶ 製品となるべき成分が排水に漏れることによって生じる汚濁物質は,工程の改良や管理の適正化により減らすことができる。
⑷ 工程から排出される汚濁物質量や濃度を減らす手段として,製造工程の変更による原料や薬品の変更,あるいは,それらの使用量削減がある。
⑸ 少量の濃厚排水と希薄で大量の排水がある場合,それらの排水系統を分けて個別処理することで,処理コストを下げることが可能である。

正解 (2)
⑵ 製品を精製することを目的とする工程からの汚濁物質(不純物など)は,排水 量を減らすと汚濁物質濃度が高まるので,排水量を減らす必要はない。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.3 物理化学処理方法(P-064~)

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