08汚水処理特論 2021年23問

水質関係
全窒素の測定に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 紫外線吸光光度法では,試料にペルオキソ二硫酸カリウムの酸性溶液を加えて,高圧蒸気滅菌器で加熱酸化分解を行い,試料中の窒素化合物を硝酸イオンに変える。
⑵ 紫外線吸光光度法では,分解終了後の試料溶液の pH を 2 ~ 3 に調節し,硝酸イオンによる波長 220 nm の吸光度を測定して硝酸イオン濃度を求め,窒素濃度に換算する。
⑶ 総和法では二つの試料をとり,その片方で亜硝酸イオンと硝酸イオンに相当する窒素の量を,他方でアンモニアと有機体の窒素化合物に相当する窒素の量を求め,それらの和を全窒素とする。
⑷ 流れ分析法では,試料中の窒素化合物を酸化分解し,その結果生じる硝酸イオンの定量を流れ分析法によって行い,全窒素を定量する。
⑸ 流れ分析法は懸濁物質の多い試料をそのまま測定するのには適していない。

正解 (1)
⑴ 紫外線吸光光度法では,試料にペルオキソ二硫酸カリウムの酸性溶液アルカリ性溶液を加え て,高圧蒸気滅菌器で加熱酸化分解を行い,試料中の窒素化合物を硝酸イオン に変える。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論) 
Ⅲ.5 測定各論(P-137~)

コメント