08汚水処理特論 2021年19問

水質関係
凝集沈殿処理の維持管理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ ジャーテストを異なる日時の排水に対して行い,水質指標と処理条件の関係を把握すれば,その後の運転管理が容易になる。
⑵ 液体の凝集剤を用いる場合,寒冷地では凍結温度以下にならないように注意する。
⑶ 沈殿池では,流入部における浮遊物質による詰まりの除去,流出部における越流堰傾きの調整,さらにスカムや藻類を清掃除去し,短絡流や偏流を防ぐ必要がある。
⑷ 沈殿した汚泥をできるだけ低濃度で排出するため,汚泥の引き抜き間隔はできるだけ短く設定した方がよい。
⑸ 傾斜板を入れた沈殿池では,傾斜板の上に汚泥が堆積して閉塞に至るので,適宜洗浄する必要がある。

正解 (4)
⑷ 沈殿した汚泥をできるだけ低濃度高濃度で排出するため,汚泥の引き抜き間隔はできるだけ短く適切な間隔で引き抜く設定した方がよい。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.4 生物処理装置の維持管理(P-093~)

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