08汚水処理特論 2021年15問

水質関係
嫌気処理法に関する記述として,正しいものはどれか。

 

⑴ 発酵槽の攪拌方式には,表面攪拌式と水中攪拌式がある。
⑵ メタン発酵法における高温発酵法の最適温度は,36 ~ 38 ℃程度である。
⑶ メタン発酵の中間生成物である低級脂肪酸は,高濃度ではメタン生成の阻害の原因となる。
⑷ メタン発酵槽に流入する原水中に高濃度の糖類が含まれていると,その分解により過剰のアンモニアが生成し,メタン生成の阻害となる。
⑸ UASB では,担体を投入し,上向流による排水の一過式流入,発生ガスの上昇による穏やかな攪拌下で,担体に付着した嫌気性微生物によって処理を行う。

正解 (3)
⑶ メタン発酵の中間生成物である低級脂肪酸は,高濃度ではメタン生成の阻害 の原因となる。

⑴ 発酵槽の攪拌方式には,表面攪拌式と水中攪拌式機械攪拌方式とガス攪拌方式がある。
⑵ メタン発酵法における高温発酵法の最適温度は,36 ~ 38 ℃程度53~55℃程度である。
⑷ メタン発酵槽に流入する原水中に高濃度の糖類タンパク質が含まれていると,その分解により過剰のアンモニアが生成し,メタン生成の阻害となる。
⑸ UASB では,担体を投入し,上向流による排水の一過式流入,発生ガスの上昇による穏やかな攪拌下で,担体に付着した担体は使用しない嫌気性微生物によって処理を行う

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.3 生物処理法(P-078~)

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