08汚水処理特論 2021年12問

水質関係
BOD 300 mg/L,流量 200 m3/日の排水を,曝気ばっき槽容積 120 m3,MLSS 濃度2000 mg/L の活性汚泥法で処理していたところ,生産を拡張させ,同じ濃度の排水をさらに 100 m3/日増加させて処理することとなった。曝気槽容積を 30 m3 増加させ,BOD 汚泥負荷を変化させずに運転する場合,MLSS 濃度(mg/L)として適切なものはどれか。

(1) 2200(2) 2400(3) 2600(4) 2800(5) 3000

 

正解 (2)
⑵ 2400



L:BOD汚泥負荷 [kgBOD/(kgMLSS・日)]=2000
BOD:BOD濃度 [mg/L]=300
Q:流入水量 [m3/日]=200
V:曝気槽の容量 [m3]=120
MLSS:MLSS濃度 [mg/L]=2000

MLSS 濃度(mg/L)=(300×200)÷(2000×120)
          =60000÷240000=0.25

➁増加した後のMLSS 濃度(mg/L)

L:BOD汚泥負荷 [kgBOD/(kgMLSS・日)]=0.25
BOD:BOD濃度 [mg/L]=300
Q:流入水量 [m3/日]=200+100
V:曝気槽の容量 [m3]=120+30

0.25=(300×300)÷(汚泥濃度×150)
汚泥濃度×150=(300×300)÷0.25=360000
汚泥濃度=360000÷150=2400

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論) 

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