08汚水処理特論 2021年11問

水質関係
有機性排水を活性汚泥処理するとき,その有機物(CxHyOz)の酸化分解反応は,理論的に次式で示される。
    CxHyOz +(x + y/4 – z/2)O2 xCO2 + y/2 H2O

 

グルコース(C6H12O6)18 g が完全に分解されるとすると,二酸化炭素の発生量(g)として,最も近い値はどれか。ただし,水素,炭素,酸素の原子量はそれぞれ 1 ,12,16 とし,グルコース以外の有機物や栄養塩類などは反応に関与しないものとする。

(1) 14(2) 18(3) 22(4) 26(5) 30

 

正解 (4)
⑷  26
グルコース(C6H12O6)を1mol分解させると、二酸化炭素(CO2)が6mol発生
CxHyOz +(x + y/4 – z/2)O2 xCO2 + y/2 H2O
=C6H12O6 +(6 + 12/4 – 6/2)O2 xCO2 + 12/2 H2
=C6H12O6 +6CO2 + 6H2
グルコース(C6H12O6)の分子量を求める
1mol=12×6+1×12+16×6=180gなので18gであれば0.1molになります
グルコース18gが完全に分解された時の二酸化炭素の発生量(g)は
0.1mol×6mol=0.6mol
発生する二酸化炭素の分子量
CO2=12+16×2=44
=0.6mol×44=26.4g

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)

 

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