08汚水処理特論 2020年19問

水質関係
活性汚泥処理装置の維持管理に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 曝気槽内の pH が中性付近になるように,事前に中和槽又は曝気槽内で中和する。
⑵ 排水中に窒素やりんなどの栄養塩類が不足している場合は,質量比で,BOD:N:P = 100:5:1 程度になるように栄養塩類を添加する。
⑶ 流入負荷の変動を見込みつつ,曝気槽内の溶存酸素濃度は 1 mg/L 程度以上になるように管理する。
⑷ 曝気槽内の溶存酸素濃度が急上昇した場合は,微生物活動が低下した可能性があり,pH の異常,毒性物質の流入,返送汚泥の停止などの原因が考えられる。
⑸ 処理対象となる有機物が,高濃度になると微生物に対して毒性を持つ場合は,貯留槽より少量ずつ注入し,かつ押し出し流れ方式にする。

正解 (5)
⑸ 処理対象となる有機物が,高濃度になると微生物に対して毒性を持つ場合は, 貯留槽より少量ずつ注入し,かつ押し出し流れ方式ステップエアレーション法にする。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅲ.4 生物処理装置の維持管理(P-097~)

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