08汚水処理特論 2020年13問

水質関係
ある活性汚泥法による排水処理施設では,下図のような運転がなされている。この処理施設における汚泥滞留時間(日)として,最も近いものはどれか。ただし,最終沈殿池や返送汚泥管などに存在する汚泥量は無視してよい。

 

(1) 2(2) 3(3) 4(4) 6(5) 7

 

正解 (5)
⑸  7
SRTを求める公式は
SRT=(活性汚泥槽のMLSS)÷(余剰汚泥量+処理水の汚泥量)

分母である余剰汚泥量と処理水の汚泥量を求める
余剰汚泥量=8000×10=80000g/日=80Kg/日
処理水の汚泥量=990×5=4950g/日=4.95Kg/日
分子であるMLSSの量を求める
曝気槽は容量が300m3、MLSS濃度が2000mg/Lなので
MLSS量[kg]=300m3×2,000mg/L=600,000g=600Kg

SRT=600Kg(MLSSの量)÷(80Kg/日+4.95Kg/日)=7.062≒7.1

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)

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