08汚水処理特論 2020年08問

水質関係
イオン交換に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴  2 相間においてイオンが互いに入れ換わる反応をイオン交換反応といい,イオン交換をする母体をイオン交換体と呼ぶ。
⑵ イオン交換樹脂は,純水製造をはじめとして,排水からのレアメタルなどの有価物の回収,微量の重金属イオンの除去などに用いられる。
⑶ イオン交換法の採用に当たっては,再生廃液の処分に関して考慮しておく必要がある。
⑷ 通常のイオン交換装置では,破過点まで吸着できるイオン量は全イオン交換容量と等しい。
⑸ イオン交換処理の計算を容易にするために,通常は被処理水のイオン濃度,樹脂の交換容量は炭酸カルシウムに換算して表示される。

 

正解 (4)
⑷ 通常のイオン交換装置では,破過点まで吸着できるイオン量イオン交換でき得る交換は全イオン交換 容量と等しい。
処理水の許容される濃度を越えた時点を破過点と言います。

 

新・公害防止の技術と法規2021(汚水処理特論)
Ⅱ.2 イオン交換(P-048~)

 

コメント