07 水質概論 2019年06問

水質関係
水生生物保全に係る環境基準に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 環境省の平成 28 年度公共用水域水質測定結果によると,全亜鉛の測定結果は,湖沼においては全地点で基準値以下であった。
⑵ 全亜鉛の環境基準値は湖沼については 0.03 mg/L である。
⑶ 湖沼及び海域について底層溶存酸素量(底層 DO)が追加された。
⑷ 底層 DO の環境基準値は,生物 1 類型に対し 4.0 mg/L,生物 2 類型に対し2.0 mg/L,生物 3 類型に対し 1.0 mg/L である。
⑸ 環境省の平成 28 年度公共用水域水質測定結果によると,底層 DO の測定結果は,海域においては基準値を満たしていない測定点があった。

 

正解 (4)
⑷ 底層 DO の環境基準値は,生物 1 類型に対し 4.0 mg/L,生物 2 類型に対し 2.0 mg3.0 mg/L,生物 3 類型に対し 1.0 mg2.0 mg/L である。


DOとは
溶存酸素量 (ようぞんさんそりょう )採取された水に、どれだけの濃度で 酸素 が溶存しているか。 水域における水質の指標として用いられ、
溶存酸素量が高いほど、水質は良好とされる。
単位はmg/L、測定地点は湖沼と海域ですので湖沼は含んでいません。
全亜鉛の環境基準値は湖沼については 0.03 mg/L である。

 

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質概論)
Ⅱ.6 水生生物に及ぼす影響 (P-144に記載)

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