07 水質概論 2019年01問

水質関係
水質汚濁に係る人の健康の保護に関する環境基準に関する記述中,下線を付した箇所のうち,誤っているものはどれか。

 

1  基準値は(1)年間平均値とする。ただし,全シアンに係る基準値については,(2)最高値とする。
2  「検出されないこと」とは,測定方法の項に掲げる方法により測定した場合において,その結果が当該方法の(3)定量限界(4)下回ることをいう。
3  (5)湖沼については,ふっ素及びほう素の基準値は適用しない。

 

正解 (5)
(5)湖沼海水と陸水の混じり合う汽水域については,ふっ素及びほう素の基準値は適用しない。

「ふっ素」及び「ほう素」は自然状態において海域に相当程度含まれており、今回の環境基準改正においても海域にはこれらの基準を適用しない旨明記されている。海水と陸水の混じり合う汽水域においては、形式上、環境基準を適用するが、下記の方法により海水の影響のみで基準値を超えると判断される測定点については、測定回数を減じても差し支えない。

環境省_汽水域等における「ふっ素」及び「ほう素」濃度への海水の影響程度の把握方法について (env.go.jp)

 

 

新・公害防止の技術と法規2021(水質概論)
Ⅱ.3
 水質汚濁における健康 (P-058に記載)

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