12 騒音・振動特論 2021年10問

騒音・振動関係
工場内にある機械の騒音を対策するために騒音の測定計画を作るとき,音源から受音点までの騒音の伝搬経路に従って測定場所と測定内容を定めるとよい。その測定に関する記述として,不適当なものはどれか。
⑴ 騒音発生源に関する測定では,敷地境界線で問題となるような特に大きな音を発生する機械や設備を抽出して行う。
⑵ 工場建物内での測定には,騒音レベル測定,代表測定点における騒音の周波数分析,残響時間測定などがある。
⑶ 工場建物についての測定では,窓,出入口,壁などについて,それぞれの内外で測定したバンド音圧レベルの差から周波数別の吸音特性を求める。
⑷ 工場敷地内での測定では,騒音源となる屋外の機械あるいは建物からの音の距離減衰を知るために,騒音レベルの分布曲線を描く。
⑸ 工場の敷地境界線での測定には,適当な距離間隔での騒音レベル測定,背景騒音の測定,代表測定点における騒音の周波数分析などがある。

 

正解 (3)
⑶ 工場建物についての測定では,窓,出入口,壁などについて,それぞれの内 外で測定したバンド音圧レベルの差から周波数別の吸音特性を求める。

 

参考資料

新・公害防止の技術と法規 

(i)環境基準法

 

騒音・振動特論 2021年

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