01 公害総論 2019年06問

公害総論
過去に起きた大きな環境問題に関する記述として,誤っているものはどれか。

 

⑴ 1968(昭和 43)年にイタイイタイ病の主原因は,鉱山排水に含まれていた鉛であると認められた。
⑵ 1950 年代に熊本県水俣湾を中心に発生した水俣病は,工場排水に含まれていた有機水銀化合物によるものと認められた。
⑶ 1980 年代に起きたトリクロロエチレンなど有機塩素化合物による地下水汚染を契機として,化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)が改正された。
⑷ 1960 年代に問題になった四日市ぜん息は,大規模な石油化学コンビナートから排出された硫黄酸化物などによるものと認められた。
⑸ 1968(昭和 43)年に起きたカネミ油症事件を契機として,ポリ塩化ビフェニル化合物の有毒性が問題となった。

正解 (1)
⑴ 1968(昭和 43)年にイタイイタイ病の主原因は,鉱山排水に含まれていたカドミウムであると認められた。

 

新・公害防止の技術と法規2021(公害総論)
I.1.1 日本の環境問題の変遷(P-2に記載)

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